システムエンジニアに求められる「設計」

システムエンジニアの市場価値とは

市場価値を理解してスキルアップ

市場価値を上げるマネジメント力 市場価値を上げるマネジメント力

様々な能力が必要となる設計

様々な能力が必要となる設計

要件定義書が完成すると、次のステップは設計です。設計スキルはシステムエンジニアに求められることのひとつで、市場価値を高めるためにもシステム設計の基礎からしっかり理解しておく必要があります。どのようなプロジェクトでも設計は同じと思われがちですが、エンジニアの力量によって差が出る重要な分野であり、より良いシステムにするために設計の段階でできることはたくさんあります。

良いシステムの条件とは

システム開発は完成したらそれで終わりではなく、運用開始後に発生するバグなどのトラブル対応もあります。少々の問題が発生するのは想定の範囲内としても、それをなるべく少なくできるかどうかは設計の質によるところが大きくなります。ソフトウェアの作りがしっかりしていれば、ユーザーの満足度も高くなり長く利用できる良いシステムとして残ります。

良いシステム設計に必要なこととは

システムの構造を熟知することはもちろん、問題を分析したりユーザーの行動を予測したりと、システム設計に必要なスキルや考え方を全て列挙すればキリがないほどいろいろありますが、まずは「誰がどんな目的で使用するシステムなのか、ユーザーが便利に使用できるシステムにするにはどうしたらいいか」ということを基本に設計を考える必要があります。その上でより良いシステムを作るためには、ユーザーの動きに対して発生するかもしれない問題を予測し、問題に対処するための機能を設計したり、運用後の仕様変更にも柔軟に対応できるだけの幅を作っておくなど、要求されている仕様を全て満たしつつも、多角的な観点で先回りをして考える力と頭の中にあるアイデアを実現する力が必要です。

プログラミング以外の能力が必要

良いシステムを実装する上でプログラミングの質は重要なので、プログラミングスキルが高いことは武器になりますが、設計には幅広い知識と能力が必要です。要件を満たすために何を設計に加えればいいのかはプログラミングの知識で解決できる問題ですが、それがユーザーの目にはどう映り、実際に使用した時にどう感じるかは、開発者側の目線だけではわからないことです。だからこそ幾度もテストを重ねて精度を高めていかなければならないのです。

情報を鵜呑みにせずに自ら確かめる

設計者はシステム全体の構造を理解し、理論的に考えたことをわかりやすく人に説明する能力が必要なので、普段から情報のインプットとアウトプットの両方をバランス良く行えるよう心がけることが大切です。ただし、提供されている情報を疑うことなく丸ごと受け入れてしまうのではなく、本当に有用な情報なのかどうかを実際に確かめるなど、物事を冷静に見極める目を持つことも重要です。

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